ラズパイ4とWin10パソコンでフォルダを共有する!
Raspberry Pi上でPythonを使って色んなことをしてみたい。そのためにちょっとずつRaspberry Piの環境を整えています。その中で、Windowsパソコンに保管されているデータをどうやったらRaspberry Piに送ることができるか?ちょっとハマったので忘備録を残しておきます。
やりたいこと
パソコン(Windows10)で作成したOpencvのカスケード分類器(.xmlファイル)をRaspberry Piに移したい。
OpenCVのカスケード分類器を自作して画像認識
さらっと調べたところ、LANケーブルで接続してフォルダ共有するのが簡単そう。以下のイラストはその全容のイメージ。
環境
デバイスバージョン : Raspberry Pi 4 Model B Rev
Raspbianのバージョン : 10.7
手順
共有フォルダを作成
パソコンと共有するディレクトリを作成する。ここではpiの直下にshareという名前のディレクトリを作成し、そこを共有すべく次のステップから色々設定していく。
sudo mkdir /home/pi/share
Sambaをインストール
SambaとはLinux系OSをWindows Networkに参加させるためのソフトのこと。これをインストールする。
Samba | Linux技術者認定 LinuC | LPI-Japan
sudo apt-get update sudo apt-get install samba
ディレクトリのパーミッション設定
正直なところパーミッションのスコープを理解できていない。とりあえず動かしたかったので「全員にフル開放」で設定した。あとでちゃんと理解して修正する。
- etcに移動してから、
sudo chmod 777 samba
- piに移動してから、
sudo chmod 777 share
共有設定
ここも同じくpublicやguestのスコープを理解できていない。とりあえず動かしたかったので「全員にフル開放」で設定した。あとでちゃんと理解して修正する。
/etc/samba/cmb.confを開き、末尾に以下を追記する。
[share] comment = share path = /home/pi/share public = yes read only = no browsable = yes force user = pi writable = yes guest ok = yes guest only = yes
ipアドレス設定
- クロスLANケーブルでパソコンとRaspberry Piを接続する。
- Raspberry Piのipアドレス(eth0のアドレスとマスク)を調べる
ifconfig
⇒ (例) アドレス : 192.168.0.1 マスク : 255.255.0.0
- パソコンのネットワークアダプタにipアドレスを設定する
(例) アドレス : 192.168.0.2 マスク : 255.255.0.0